インタビュー~鳥の隈を守る会(吉野ヶ里町吉田)~ |
Q:多面的機能支払い事業を始めたきっかけは何でしたか?
A:12年前、60歳で定年退職したのを機に、「これから農業を続ける人は減っていくだろう」との危機感を抱き、地域農業を守りたいという思いから「馬場農園」を立ち上げ、組織の代表も務めることになりました。現在は、3年前に会計を牟田さんに引き継ぎ、仲間とともに活動を続けています。
Q:組織運営で苦労されたことはありますか?
A:ある活動計画が、ひとつの反対意見によって中止せざるを得なかったことがありました。その時は落ち込みましたが、計画を見直し再挑戦しました。地域の同意形成の難しさを痛感した経験でした。
Q:特に力を入れている活動はありますか?
A:「巻き込むこと」を大事にしています。非農家の住民、子どもたち、老人会、消防団など、できる限り多くの人と交流しながら活動を進めています。また、行政とも密に連携し、泥上げなどの作業も地域全体で取り組むことで、コミュニケーションの活性化と地域意識の向上につなげています。
Q:そのような活動を行って良かったと感じることは?
A:「会話が生まれること」が一番の成果です。家族で参加されることもあり、お父さんお母さんが来られない時には息子さんが出てきてくれることも。そんなときに地域のことを“こそっ”と話す場面もあり、自然な形で地域がつながっていくのを感じます。
Q:今後の展望や目標を教えてください。
A:これまで通り、非農家の方々にも積極的に活動へ参加していただき、地域を守る意識を育てていきたいと思います。今後、周辺には吉野ヶ里町新庁舎建設やJR周辺の開発により、もしかするとだんだん今後農地が減っていく可能性もありますが、だからこそ“繋がり、関わっていく”をテーマに地域の絆を絶やすことなく、大切にしていきたいと考えています。


